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放射線医が語る被ばくと発がんの真実 (ベスト新書)

放射線医が語る被ばくと発がんの真実 (ベスト新書)

中川 恵一

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レビュー

bskt0609
bskt0609
2012年7月読了
東大医学部附属病院准教授の著書。3.11以降様々な情報が報じられそれに振り回されている中、何を拠り所とすればいいのか。その一助となる本。
放射線はそもそも、日常生活のあらゆるものから発せられている。それの大小があるだけ。
100ミリシーベルト以下の被爆については、発がん率の上昇も科学的には認められていない。過度に怖がることで心的ストレスに負荷がかかり、それによって発がん率が上がってしまう。
タバコや酒の方がよっぽど発がん率との関係深い。
チェルノブイリで判明したことは、過度に制限区域を設け、非難させたことにより、避難民の心的ストレスとなり、それによって発がん率が向上した。放射線被爆が原因ではない。
放射線被爆、一度に大量に浴びると死に至るが、少量を長期で浴びても営業はない。発がんするまでも20年近くかかる。
わからないこと、情報が足りないことが不安の最大要因。

読書ステータス

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