この本について
40代、独身。好きなもの、昼酒。座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」。“いいとこなし”に見えるけれど、なぜかおかしいキミコの日々。「結婚しないの?」と聞かれた時の答え方、圧力鍋との15年戦争、父のゴミ分別の不可解なルール、朝はなぜ眠いかについての考察など、日常の出来事に無駄な妄想で切り込んでいく。読んでも何の役にも立たないけれど、思わず笑いがこみあげて、不思議と元気が出てくるエッセイ集。
レビュー

zooko012
2013年6月読了
酒ばかり飲み、「好奇心は身を滅ぼす」を座右の銘とし、グータラしているのが信条の札幌のフリーライターによるエッセイである。半径5メートル以内のことしか書かれていない。ものの見方、話の落とし方が独創的なところが美点であるが、グータラ・ユルユルぶりが何ものにも昇華していないところが価値。個人的には、堅い物を燃えないごみ、柔らかい物を燃えるごみと思っている著者の父親の話が気に入った。
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