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魚影の群れ (ちくま文庫)

魚影の群れ (ちくま文庫)

吉村 昭

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1件のレビュー

この本について

津軽海峡を舞台に、老練なマグロ釣りの孤絶の姿を描く表題作。四国に異常発生した鼠と人間との凄絶な闘いの記録「海の鼠」。名人気質の長良川の鵜匠の苦渋を描く「鵜」など動物を仲立ちとして自然と対峙する人びとの姿を精密に描いた傑作小説四篇を収録した作品集。

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2012年11月読了
海や川に関する話が集められた短編集。短編集ですが読み応えあります。

冒頭の「海の鼠」からして引き込まれました。島に突然「わいた」鼠がもたらすある意味災害。これに対して人間たちは…。と言う昭和20年に実際に瀬戸内海で起きた出来事を記した作品。

全体的に後味爽やかとはとても言えないお話ばかりですがいろいろと考えさせられました。表題作含めて。

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