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ひとが生まれる―五人の日本人の肖像 (ちくま少年図書館 19)

鶴見 俊輔

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レビュー

miyan
miyan
2017年2月読了
結構ディープな内容で
驚かされることでしょう。
なにせ、ある無戸籍の女性の生まれてから
死ぬまでの人生は壮絶も壮絶だからです。

結局、こういう極限の状況で
頼りになるのは自分ひとりだけなのです。
実の親にも頼ることができない…
たといそこにパートナーがいても
一人ぼっちなのです。

彼女は結局、自殺でその人生を終えました。
望みもしなく不条理に生きなければならなかった彼女。
それが苦労続きだったのは想像に難くないことでしょう。

そして最後の戦争に赴いたものの
本当に短い文章。
彼にとって、死は何を意味したのでしょう。
本文中には恐怖は見出せませんが
きっときっと、得体の知れない死というものは
恐怖だったに違いありません。

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