レビュー

zooko012
2012年5月読了
5000円近くする本ではある。ただ、「俵屋の不思議」(良書)を読んで以来、京都の名旅館「俵屋」とその女主人の佐藤年のことが気になっているので、迷わず購入。毎年1室ずつ(造りが全く違う)、京都職人の粋を注ぎ込んで、全面改装している俵屋。和と洋が調和をなし、造りから小さい調度品まで、洗練仕切っている。石鹸、布団なども自分達で開発してしまう力が恐ろしい。それにしても、佐藤年の「美を志向するする力」の凄まじいことよ。森村泰昌推薦。