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ララピポ (幻冬舎文庫)

ララピポ (幻冬舎文庫)

奥田 英朗

3.8
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レビュー

Miku
Miku 2012年5月読了
登場人物に哀れな気持ちも、軽蔑も、苛立ちも感じたけど、最後のビデオ屋の「カンヌに出展したいくらい」とか言うセリフにはフいた。彼の言うとうり底辺の人間の話。
—世の中には成功体験のない人間がいる。何かを達成したこどなければ、人から羨まれたこともない、才能はなく、容姿には恵まれず、それでも人生は続く。この不公平にみんなはどうやって耐えているのだろう。a lot of people—
最後のスカウトの男が希望を表していたー男はあくまで明るかった、この男は前向きに生きているー
テープリライターの女が欲に走らなかったところもよかった。欲は人を自滅させる。

最近は小説を読んでいると作者がどういう人物なのか、考えてしまうようになった。

読書ステータス

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読みたい 2人