この本について
「先生、勉強ってすてきですね。目の前のおおいがひとつひとつ取れていくようです」。1972年東京下町の夜間中学。教師として勤務し出会った、恵まれない生い立ちの、読み書きできない生徒たち。人は、なぜ学ぶのか?文字を獲得することで取り戻せる笑顔と誇りがあった...。映画「学校」の原点となった名作、待望の文庫化。
みんなの評価
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5
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3
2
1
レビュー
「学校」
山田洋次監督の『学校』という映画を見て、初めて夜間中学の存在を知りました。
定時制高校や大学の夜間部ではなく、夜間中学校。
勉強や学習ではなく、「人として学ぶ」ために存在する学校。
映画で描かれていた夜間中学を取り巻く環境や生徒たちの人生にただただ驚くばかりだった。
この本は映画『学校』の原案本。
義務教育を終了できず再び学校に通いだした人たちの生い立ちや、教室で学ぶことでどう変わっていったのかが描かれています。
夜間中学そのものというよりも、そこに集う生徒たちやそれを見守る新任教師の著者の人生ドラマという感じ。
昭和40年代ごろの話なので今とはだいぶ事情も違うのかもしれないけど、
それでも夜の中学校の教室で、人知れず学んでいる大人たちがいるということに心打たれました。
ひとつ漢字を覚えるたびに目の前が開ける気持ちになる。
自分の思いを言葉にして残しておきたい。
生徒たちのそんな前向きな言葉を読んでいると、
学ぶということは生きることで、
貧困や環境や親の都合でその権利を奪ってしまうのは
その人の人生を殺してしまうことなんだと感じました。
実際に義務教育さえ終了できなかった人がたくさんいること、
そしてなお、そういう逆境をはねのけてコツコツと頑張って学ぼうとしている人がいること。
そういう人たちの言葉が励みになる、と言うと上から目線すぎるかもしれないけど、
もっと知ってなくちゃいけないなーと思いました。
こういう学校があって、こういう人生があるということ。
山田洋次監督の『学校』という映画を見て、初めて夜間中学の存在を知りました。
定時制高校や大学の夜間部ではなく、夜間中学校。
勉強や学習ではなく、「人として学ぶ」ために存在する学校。
映画で描かれていた夜間中学を取り巻く環境や生徒たちの人生にただただ驚くばかりだった。
この本は映画『学校』の原案本。
義務教育を終了できず再び学校に通いだした人たちの生い立ちや、教室で学ぶことでどう変わっていったのかが描かれています。
夜間中学そのものというよりも、そこに集う生徒たちやそれを見守る新任教師の著者の人生ドラマという感じ。
昭和40年代ごろの話なので今とはだいぶ事情も違うのかもしれないけど、
それでも夜の中学校の教室で、人知れず学んでいる大人たちがいるということに心打たれました。
ひとつ漢字を覚えるたびに目の前が開ける気持ちになる。
自分の思いを言葉にして残しておきたい。
生徒たちのそんな前向きな言葉を読んでいると、
学ぶということは生きることで、
貧困や環境や親の都合でその権利を奪ってしまうのは
その人の人生を殺してしまうことなんだと感じました。
実際に義務教育さえ終了できなかった人がたくさんいること、
そしてなお、そういう逆境をはねのけてコツコツと頑張って学ぼうとしている人がいること。
そういう人たちの言葉が励みになる、と言うと上から目線すぎるかもしれないけど、
もっと知ってなくちゃいけないなーと思いました。
こういう学校があって、こういう人生があるということ。
この本を読んでいる人(1人)
読書ステータス
読了
1人