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ドリアン・グレイの肖像 (光文社古典新訳文庫)

ドリアン・グレイの肖像 (光文社古典新訳文庫)

ワイルド

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4人が登録
1件のレビュー

この本について

美貌の青年ドリアンと彼に魅了される画家バジル。そしてドリアンを自分の色に染めようとする快楽主義者のヘンリー卿。卿に感化され、快楽に耽り堕落していくドリアンは、その肖像画だけが醜く変貌し、本人は美貌と若さを失うことはなかったが...。

みんなの評価

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レビュー

miyan
miyan
2014年5月読了
何というか、悪魔に魅入られた哀れな人間を
思い浮かべてしまいました。

一人の青年が、純粋な心を失っていく物語。
確かに大人になっていくことは、それに染まること。
だけれども、いささかドリアンは度が過ぎましたね。
悪魔(ヘンリー)に傾倒されていくうちに…

確かに若さは素晴らしい。
だけれども、年老いて、それ相応の姿になっても
中身が相応ならば、決して醜くはない。

それを知らぬドリアンに、同情を覚えました。

読書ステータス

読了 4人

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