メニュー
イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (光文社古典新訳文庫)

イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ (光文社古典新訳文庫)

トルストイ

5
3人が登録
1件のレビュー

この本について

19世紀ロシアの一裁判官が、「死」と向かい合う過程で味わう心理的葛藤を鋭く描いた「イワン・イリイチの死」。社会的地位のある地主貴族の主人公が、嫉妬がもとで妻を刺し殺す―。作者の性と愛をめぐる長い葛藤が反映された「クロイツェル・ソナタ」。トルストイの後期中編2作品。

みんなの評価

5
5
1件
4
0件
3
0件
2
0件
1
0件

レビュー

miyan
miyan
2013年8月読了
2つの「死」をテーマにした中編作品。
どちらの作品も生きていくうえで
考えさせられる作品です。

私が最も惹かれたのは
「クロイツフェル・ソナタ」のほう。
性と愛というものを扱っていて
その複雑さをリアルに描いています。

人はその「性」を知らない方が
ある意味幸せなのかもしれません。
人殺しをした男が言うように。
だけれどもそんな純潔ばっかりは
人は言っていられないのも事実。

深いなぁ。

読書ステータス

読了 3人

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します