
レビュー

zooko012
2011年7月読了
あまりに分厚く重く、通勤時に読めず、時間がかかってしまったが、ようやく読了。世評どおり、「物語」の魅力に満ち満ちた一冊であり、最後の部分は一気読み。精霊と会話し机を飛ばすクラーラ、革命家兼フォーク歌手と恋をするブランカ、政治弾圧の中、拷問を受け、物語を書くことになるアルバ。三世代の女達の生涯を軸としつつ、権力欲旺盛で国会議員にまでなり、強姦もものともしないが、クラーラには首ったけの夫エステバーン、ヨガ師と医師の双子の息子など、魅力的なキャラクターも満載である。徒に哲学的だったり、文学的だったりせず、奔放なところが好ましい。次に、「百年の孤独」を読んでみたい。
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読書ステータス
読了
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