メニュー
イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)

イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)

乾 くるみ

3.4
136人が登録
14件のレビュー

この本について

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて...。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

みんなの評価

3.4
5
3件
4
11件
3
7件
2
2件
1
2件

レビュー

ぼんぼん
ぼんぼん
2008年4月読了
やられた・・・
「驚愕のラスト!」をとにかく早く知りたくて、その勢いで一気読み。
イニシエーション。通過儀礼。
人って変わっていくものなんだな。
清濁合わせて、大人になるってこういうことなんだよな。切ないなぁ。
でもスズキ、就職してから変わりすぎ!都会の絵の具に染まりすぎ!
とか思ってたら、ラスト2ページをすぎたあたりからんん?となって、裏表紙にも書いてあるとおり、最後の2行で愕然・・・。
人って強いものだね。coccoの「強く儚い者たち」の世界だね。
なんともいえない気持ちになりました・・・。
snowtrooper
snowtrooper
2011年6月読了
清々しい読了感ではないけど、なるほどーと思わされた。
80年代のトレンドを知らないので、??と思うところや、古臭く感じる部分も多々あり。
yame
yame
2011年10月読了
良質のパズルのような本書。アリバイだの密室だの推理物の要素がないので気楽に読める。そして騙される。
久美子
久美子
2012年2月読了
たしかにどんでん返しびびった
綾瀬潤一
綾瀬潤一
2012年6月読了
トリックのための小説。物語自体がつまらないために、トリックだけが浮いている印象。話題になる程ではない。
haruka
haruka
2012年4月読了
なんてことない恋愛小説かと思ったら…理解できたときにはなんとも言えない恐怖を感じた。女ってこわ〜。
まろん。
まろん。
2012年7月読了
恋愛での心情であったり、変化であったりが細かく描かれていました。
本を読みながら、自分も恋をしているかの様に。
そして、最後の最後にどんでん返しという…
「…っえ?」ってなりました。
まなみ
まなみ
2012年9月読了
イニシエーション・ラブ=通過儀礼の愛

イニシエーション・ラブて誰にもある事だと思う。恋に恋しちゃってる感じ?私も始めて付き合ったひとがそんな感じだった。

でもイニシエーション・ラブじゃない恋ってあるのかな?結局その人たちがどう思うかで決まるんだと思う。イニシエーション・ラブが本当のラブに変わって行き、結婚するんじゃない?

鈴木は最低な奴だな、と思った。酒飲むと暴力振るうし、恋愛にだらしない。一番キライなタイプだ。途中から鈴木が出ると気分悪くなった。

追記
ネタバレ読みました!なんだそういうことか!(*ゝω・*)ノちょっと勘違いしてた笑
この小説読んだらネットでネタバレをググることをオススメします(*´人`*)
あっぷるすーぷ
あっぷるすーぷ
2013年6月読了
読んで「満たされた」
「何だったんだ?」っていう
しこりの残る作品だった。
確かに面白いっちゃ面白いけどね。

ラスト2行で
急展開でもう一度読みたくなるって意味が何となくわかったわ(笑)

再読のお供読んで納得した。

実際読み終わったあとは
最初なんとも思わなかったんだけどね。
sideA sideBで違った鈴木さんの話が同時に起こっていたわけか。
つまり鈴木さんの彼女のマユは
両方と浮気してたってことねー!って納得。

確かに腑に落ちないことが
あったんだよねー。よくできた話だ。

読書ステータス

読書中 2人
読了 118人
読みたい 16人