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クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

横山 秀夫

4.7
39人が登録
5件のレビュー

この本について

85年、御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者らの濃密な一週間。会社や親子など人間関係を鋭く描いた新境地作品

みんなの評価

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レビュー

kyo
kyo
2011年10月読了
重厚な文
家族の関係
リアルな記者生活
黒井太陽
黒井太陽
2013年2月読了
日航機墜落事故を題材にそれを取材する地元紙の記者が全権デスクとしての苦悩と葛藤、同じくして病に倒れ、植物状態になってしまった友人が残した言葉と当夜の彼の謎の行動。そしてそれから17年後、友人の息子とその時、二人で登るはずだった衝立岩への挑戦が同時進行的に進む。かなりの力作。報道の裏側、そこにある人間関係や力関係、ある意味人間的な争いの中で、未曾有の事故をどう報道していくのか。それがメイン。
ゆーし
ゆーし
2013年6月読了
大きな命と小さな命。命は平等だが、メディアの取り上げ方により、変わってくる。それが一番堪えた。記者がどんなことをしているのか、裏側が読み取れた。下りるために登る…の意味がわかったとき、人生の分岐点は自分で決めることに気づかされた。
Masa
Masa
2016年9月読了
飛行機事故に関わった記者と息子との関わり
くすっちゃん
くすっちゃん 2016年9月読了
毎年8月12日が近づくとニュースで報道され、多くの犠牲が出たことや未だにわからない謎を残したこともあり、気になっていた日航機墜落事件をテーマにした作品だったので読んでみた。
悠木がその場その場でした選択が正しかったか間違っていたかはわからないが、選択の末の結果が全て最後の数ページに集約されていると思われる。

読書ステータス

読了 32人
読みたい 5人