みんなの評価
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1
レビュー

zooko012
2015年4月読了
ワイエス、ピカソ、マティス、Moma初代館長アルフレッド・バー・・・。Momaに勤務するキュレーター・警備員らの人生に灯をともす美術に寄せる愛情・敬意、そしてそれらを通じた友情が気持ちよい筆致で描かれ、思いのほか心が動かされた。原田マハの小説は、彼女のかつての専門領域であった美術を語ったもの以外のものは正直クソだと思うが、楽園のカンヴァス・ジヴェルニーの恋人・本書のラインの美術小説は素晴らしい。どこかで語っていたピカソを描いた長編小説を楽しみに待っている。
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