
レビュー

zooko012
2015年8月読了
傑作だとは思わない。もの凄く心が動かされたわけではない。核戦争後の荒れ果てた世界で、ひたすら南を目指す父子の物語。淡々した描写と父子の詩的な会話が続き、どこに連れてかれるのだろうと不安を感じながら読み進めるも、結局、最期まで何かが解明されるわけではない。ただ印象は非常に強く、夢にまでみてしまった。読後感を述べるのが難しい本は久しぶりである。
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