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謙信の軍配者(下) (中公文庫)

謙信の軍配者(下) (中公文庫)

富樫 倫太郎

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この本について

常勝武田軍を、鬼神の如く翻弄した長尾景虎。だがその強さゆえ、今川、武田、北条を一挙に敵に回し、第二次川中島の戦いでは敗北してしまう。さらに重臣との衝突に倦んだ彼は、突如高野山へ出家。再び迫り来る武田軍団を前に冬之助は、景虎こと謙信と共に上杉家をまとめ上げ、己の軍配を振るうことができるのか?三部作完結篇。

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レビュー

Uni
Uni
2014年6月読了
「早雲の軍配者=風魔小太郎」、「信玄の軍配者=山本勘助」、「謙信の軍配者=曾我冬之助」と勝手に思い込んでいたが、そうではなく、足利学校で学んだ3人の軍配者の物語だった。
山本勘助がなかなかいい。
これまでこの時代の歴史物を読んだことがなかったので、新鮮で結構面白かった。
不遇の時代があった3人だが、心酔できる主の下で持てる力を発揮しながらも、悩み泣く姿はいい。
共感できるトップが不在のこの世に生きる身としてはまことに羨ましいかぎりである。

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