この本について
偉大すぎる父・北斎、兄弟子・渓斎英泉への叶わぬ恋、北斎の名を利用し悪事を重ねる甥―人生にまつわる面倒ごとも、ひとたび筆を握れば全て消え去る。北斎の右腕として風景画から春画までをこなす一方、自分だけの光と色を終生追い続けた女絵師・応為。自問自答する二十代から、傑作「吉原格子先之図」に到る六十代までを、圧倒的リアリティで描き出す。
みんなの評価
4
5
4
3
2
1
レビュー
zooko012
2016年10月読了
北斎に興味があるので、「北斎と応為」に続きこの本を。つまらなくはないけれど、やはり「百日紅」の二番煎じの感が否めない。小説としても、「北斎と応為」の方が面白いかも。自分はまかてさんのよい読者ではない。最後の総仕上げとして、北斎の画集を買って読もう!
PS:先日、鈴木其一展に行った。楽しみにしていたのだが、やはり、琳派であり絵画よりデザインとの点は承知しつつも、新しさ、デザインとしての生命力は感じられず、若冲や北斎などとの圧倒的な才能の差を感じた。
PS:先日、鈴木其一展に行った。楽しみにしていたのだが、やはり、琳派であり絵画よりデザインとの点は承知しつつも、新しさ、デザインとしての生命力は感じられず、若冲や北斎などとの圧倒的な才能の差を感じた。
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読書ステータス
読了
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