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蠅の帝国―軍医たちの黙示録

蠅の帝国―軍医たちの黙示録

帚木 蓬生

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1件のレビュー

この本について

足りない薬、不潔なベッド、聞こえてくる砲撃音。人を生かすために学んだ知恵が、戦場では何の役にも立たぬ―徴兵検査をし、解剖を行い、地下壕を掘り、空爆され、戦犯となり、ソ連軍に脅え、傷病兵に青酸カリを渡す―広島、樺太、満州、沖縄、東京、大刀洗―十五人の若き軍医が極限状況下で見た「あの戦争」の本当の姿。現役医師の著者が軍医たちに捧げる鎮魂歌。

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2012年3月読了
第二次世界大戦を「軍医」の視点から描いた短編集です。もう一冊の「蛍の航跡」と併せて読むのが良いかと。

ただ、短編集と言うこともあり淡々と綴られていく様子にちょと単調さを感じ仕舞う部分もありました。ただ、この視点での戦争史と言うのは新鮮な観点かと。

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