みんなの評価
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5
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3
2
1
レビュー
これいいです。なんだか心に残ったのです。ときどき涙ぐんだりもして。
「医師」と言う視点で描かれた短編集。
命を預かると言う立場にあるからこそ直面する場面。その情景を事細かに記しているのは著者自身が医師だからこそ、なせることなのかと。
医師だった父との確執を悩みつつも自身が医師となった状況で遭遇した様々なことを綴る「百日紅(さるすべり)」、第二次大戦中の父島で起きたことを起点とした日米の心の交感を描く「チチジマ」、「顔」とは一体なんなのかを問いかける「顔」、ベトナムの国の成り立ちとその歴史に立ち会った一人の医師の姿を描いた「震える月」などなど、心にグッと来る作品が揃ってます。
そして、最後に「終診」を持ってくるところにも、なんと言うかこの本に込められた想いを感じました。
「医師」と言う視点で描かれた短編集。
命を預かると言う立場にあるからこそ直面する場面。その情景を事細かに記しているのは著者自身が医師だからこそ、なせることなのかと。
医師だった父との確執を悩みつつも自身が医師となった状況で遭遇した様々なことを綴る「百日紅(さるすべり)」、第二次大戦中の父島で起きたことを起点とした日米の心の交感を描く「チチジマ」、「顔」とは一体なんなのかを問いかける「顔」、ベトナムの国の成り立ちとその歴史に立ち会った一人の医師の姿を描いた「震える月」などなど、心にグッと来る作品が揃ってます。
そして、最後に「終診」を持ってくるところにも、なんと言うかこの本に込められた想いを感じました。
この本を読んでいる人(6人)
読書ステータス
読了
3人