レビュー

zooko012
2011年4月読了
何とも豪奢なエッセイである。ビリー・ホリディ、テネシー・ウィリアムズ、ヌレエフ、オーソンウェルズ、サルトル。彼らに対する最大限の愛を籠めた鎮魂歌、人間賛歌である。サガンは、弱さを含めてその人の崇高な部分を探り当て、愛する文学者であったようだ。贅沢極まりない内容であるが、他のサガンの本と同様に、本の厚みはほとんどない(サガンほど、厚さのない本が並ぶ作家はいないのではないか・・)。【彼女のいる背表紙→本書】
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