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仮想儀礼〈下〉 (新潮文庫)

仮想儀礼〈下〉 (新潮文庫)

篠田 節子

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3人が登録
2件のレビュー

この本について

社会から糾弾され、マスコミと権力の攻撃のターゲットにされた「聖泉真法会」に、信者の家族が奪還のために押しかける。行き場を失い追い詰められた信者たちがとった極端な手段。教祖・慧海のコントロールも超えて暴走する教団の行方は―。人間の心に巣くう孤独感、閉塞感、虚無感、罪悪感、あらゆる負の感情を呑み込んで、極限まで膨れ上がる現代のモンスター、「宗教」の虚実。

みんなの評価

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レビュー

keicotango
keicotango
2011年7月読了
新興宗教って、結構簡単に作られているのかも…って、思っちゃう。そこに救いを求める人達。その求めるモノと、教えが一致しまうとドップリ宗教などにハマってしまうのかも。現実に有りそうな話。最後がちょっと、強引な感じも。
こばんざめ
こばんざめ
2012年1月読了
いわゆる宗教モノの小説はいくつか読みましたが、これは最高です。…と言われてもわからないと思いますが、ネタバレにならないように感想を書くのは難しいですね。人間の細かい造形描写が好きな人にはうってつけだと思います。

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