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ぐるりのこと (新潮文庫 な 37-8)

ぐるりのこと (新潮文庫 な 37-8)

梨木 香歩

3.5
9人が登録
2件のレビュー

この本について

旅先で、風切羽の折れたカラスと目が合って、「生き延びる」ということを考える。沼地や湿原に心惹かれ、その周囲の命に思いが広がる。英国のセブンシスターズの断崖で風に吹かれながら思うこと、トルコの旅の途上、ヘジャーブをかぶった女性とのひとときの交流。旅先で、日常で、生きていく日々の中で胸に去来する強い感情。「物語を語りたい」―創作へと向う思いを綴るエッセイ。

みんなの評価

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2007年10月読了
エッセイ、はじめて読みました。

なんだか、不思議な感じ。でも、共感する所も多く。

ローザ・ルクセンブルグさん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF

についても興味出てきたり。鳥の叙述的記述に驚きを感じたり、海外を訪れる著者の心情の機微に共感を持ったり。

そして、タイトルにもある「ぐるりのこと」で、ハッとしたり。
annami
annami
2010年6月読了
こういうものを読みたいと思ったわけでなく、題名にひかれ、いったい何の事? と手にした本。「ぐるり」は「身の回り」のこと。日々感じることはあっても、日常にそれを埋没させ、何事もなかったように、ただの傍観者のようになってしまっている自分を反省しつつ読み進んでいった。自分には馴染みのない内容が語られている部分もあり、読みこなしたとは言えないのだけど、時を経て熟成させたら、また違う思いが出てくるかも知れない。再読してみたい。

読書ステータス

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