みんなの評価
3
5
4
3
2
1
レビュー

小川洋子2冊目。
異常食欲になった主人公と、彼女を取り巻く人たちとの関係と、少しの変化。
小川洋子の小説は静かで整然としていて潔癖な印象を受ける。
細かく章が別れて話が進んでいくのだけど、真っ白な必要最低限の物しかない部屋をひとつずつ開けていくような感じ。
主人公は異常な食欲になるけれど、別にそこに深くは追求しない。
メインとなる主人公、弟の航平、恋人の吉田さんはみんながみんな欠陥していて、特別美しいように思えてくる。
話としては進むにつれて言葉の多さや綺麗に収束しようとする所に、違和感を覚えていた。何でかと思ったら小川洋子の初期作品だったんですね。
粗さは感じたけれど、端々の言葉の奇妙な美しさのある文章は味わえたのでそこそこ満足。
異常食欲になった主人公と、彼女を取り巻く人たちとの関係と、少しの変化。
小川洋子の小説は静かで整然としていて潔癖な印象を受ける。
細かく章が別れて話が進んでいくのだけど、真っ白な必要最低限の物しかない部屋をひとつずつ開けていくような感じ。
主人公は異常な食欲になるけれど、別にそこに深くは追求しない。
メインとなる主人公、弟の航平、恋人の吉田さんはみんながみんな欠陥していて、特別美しいように思えてくる。
話としては進むにつれて言葉の多さや綺麗に収束しようとする所に、違和感を覚えていた。何でかと思ったら小川洋子の初期作品だったんですね。
粗さは感じたけれど、端々の言葉の奇妙な美しさのある文章は味わえたのでそこそこ満足。
この本を読んでいる人(8人)
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読了
6人
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1人