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海の都の物語〈3〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)

海の都の物語〈3〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)

塩野 七生

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7人が登録
1件のレビュー

この本について

東方との通商に乗り出し、地中海の制海権を握ろうとしたのは、ヴェネツィアだけではなかった。アマルフィやピサといった海洋都市国家が次々と現れ、なかでも最強のライヴァル、ジェノヴァとの争いは苛烈を極めた。ヴェネツィア共和国は、個人主義的で天才型のジェノヴァの船乗りたちといかにして戦ったのか。群雄割拠の時代を生き抜くヴェネツィア人の苦闘の物語。

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レビュー

yuchan
yuchan
2011年7月読了
地中海の制海権を握ろうとした海洋都市が次々に現れ、なかでも最強のジェノヴァとヴェネツィアとの争いに焦点が当てられている。ヴェネツィアは国家に対する忠誠、共同体意識が強く、ジェノヴァは個人主義のるつぼという対比がおもしろかった。後半はヴェネツィアの女性の政治参加には神経質なほど警戒的だった話が書かれている。本書で紹介されている、「カヴァリエレ・セルヴェンテ」「奉仕する騎士」の制度は信じられない思いで読んだ。「だからこそヴェネツィアは持ちこたえたのです!」だと。

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