この本について
江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、長編ドキュメンタリー小説。
みんなの評価
4.5
5
4
3
2
1
レビュー
最近はひたすら吉村さんの本を読んでいる気がする。
江戸時代の話です。米俵を海上輸送している途中で大しけに出会い、男達は八丈島のさらに沖にある無人島に流されます。
それからの困難を描いた作品です。相変わらず臨場感あふれる作品となっています。
と、プロローグでは第二次世界大戦中の漂流に関する話が述べられているのですが、その中でもアナタハン島の出来事が興味深かったです。
アナタハンの女王事件 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E4%BA%8B%E4%BB%B6
江戸時代の話です。米俵を海上輸送している途中で大しけに出会い、男達は八丈島のさらに沖にある無人島に流されます。
それからの困難を描いた作品です。相変わらず臨場感あふれる作品となっています。
と、プロローグでは第二次世界大戦中の漂流に関する話が述べられているのですが、その中でもアナタハン島の出来事が興味深かったです。
アナタハンの女王事件 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E4%BA%8B%E4%BB%B6