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星への旅 (新潮文庫)

星への旅 (新潮文庫)

吉村 昭

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1件のレビュー

この本について

平穏な日々の内に次第に瀰漫する倦怠と無力感。そこから脱け出ようとしながら、ふと呟かれた死という言葉の奇妙な熱っぽさの中で、集団自殺を企てる少年たち。その無動機の遊戯性に裏づけられた死を、冷徹かつ即物的手法で、詩的美に昇華した太宰賞受賞の表題作。他に『鉄橋』『少女架刑』など、しなやかなロマンティシズムとそれを突き破る堅固な現実との出会いに結実した佳品全6編。

みんなの評価

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2013年1月読了
初期の作品集とのことでしたがスゴいです。この短編集。

特に少女架刑、初め独白調が続くなーと思ってたのですが事実を知ったときの驚きと言ったらもう。

基本的に「死」を題材にしている短編集だと思いますが、だからこそグイグイ引き込まれるのかも知れません。お勧め。

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