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剣ケ崎・白い罌粟 (新潮文庫)

立原 正秋

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レビュー

miyan
miyan
2016年12月読了
決して、この作品、明るさはありません。
ほんの少しですが、光が差し込んでくるかと思ったら…
あっという間に闇にそこにたたきつけられます。
そこに恩情は一切ありません。

表題に出てくる2作品も例に漏れず、
とてつもなく重く、どす黒く、
救いようのない作品です。

特に前者の作品は
今もなお消えることのない差別についての
表現がされているのです。
だけれども、親と子、選ぶ道は違ったのです。

最後に戦争のたとえをしたところが
すごく心に刺さりました。

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