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浮雲 (新潮文庫)

浮雲 (新潮文庫)

林 芙美子

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1件のレビュー

この本について

第二次大戦下、義弟との不倫な関係を逃れ仏印に渡ったゆき子は、農林研究所員富岡と出会う。一見冷酷な富岡は女を引きつける男だった。本国の戦況をよそに豊かな南国で共有した時間は、二人にとって生涯忘れえぬ蜜の味であった。そして終戦。焦土と化した東京の非情な現実に弄ばれ、ボロ布のように疲れ果てた男と女は、ついに雨の屋久島に行き着く。放浪の作家林芙美子の代表作。

みんなの評価

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レビュー

miyan
miyan
2012年7月読了
読んでいる本とはページ数相違。
本当に波乱の女のお話。
いくら顔ではない、とは言えども
美人である春子とそうでないゆき子には差が付いてしまうもの。
どこまでも彼女は運命に翻弄され続けます。

本当に最後まで光は見えません。
闇のまんま。
少しの光はあったものの
彼女にとってはそれはつかの間のもの。

でももしかしたらこういう要素は
誰もが持ちうるものなのかもしれませんね。

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