この本について
「美姫を守って単機敵中翔破、1万2千キロ。やれるかね?」レヴァーム皇国の傭兵飛空士シャルルは、そのあまりに荒唐無稽な指令に我が耳を疑う。次期皇妃ファナは「光芒五里に及ぶ」美しさの少女。そのファナと自分のごとき流れ者が、ふたりきりで海上翔破の旅に出る!?―圧倒的攻撃力の敵国戦闘機群がシャルルとファナのちいさな複座式水上偵察機サンタ・クルスに襲いかかる!蒼天に積乱雲がたちのぼる夏の洋上にきらめいた、恋と空戦の物語。
みんなの評価
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1
レビュー

王道王道言われてて、どれだけ王道なんだろうかとすげー楽しみにしてたら想像以上の王道でした。こいつぁ確かに王道だぜ…!
「どうだった?」って聞かれて、「王道」って返すのが最適なくらい、これには「王道」って言葉がぴったりだった。飛空士といったら王道、王道といったら飛空士。みたいな。
中華、他の言葉で書こうとしてもつい王道になってしまう不思議。王道。
序盤から結構細かく作ってるから、用語的な意味で空戦が難しそうだなぁと思ったけど、想像力でカバー余裕の範囲でした。むしろ想像で目が回ってしまいました余裕でした。
最後の50Pはぼくの涙腺にダメージを与えるに十、十二分でした。久々にあぶなかった。
結論は「とても!」面白かった。これはオヌヌメできる。する。しろ。(
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