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銀しゃり[文庫] (小学館文庫)

銀しゃり[文庫] (小学館文庫)

山本 一力

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1件のレビュー

この本について

寛政の江戸深川に「三ツ木鮨」を構えた鮨職人・新吉は親方から受け継いだ柿鮨(こけらずし)の味と伝統を守るため、日々精進を重ねていた。職人の誇りをかけて、満足のいく仕事をする。それが新吉の信条だったが、ふとしたきっかけで旗本勘定方祐筆・小西秋之助の知己を得る。武家の借金を棒引きにする「棄捐令」に思い悩む秋之助との間に、互いの生き様を通して生まれる男同士の信頼感。住む世界が異なろうとも、そこには己れの仕事に命を燃やす男たちの熱い心意気があった。長屋に暮らす仲間たちと織りなす「笑いあり涙あり」の時代小説。

みんなの評価

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2009年7月読了
何の気なしに買ってみたら面白かったパターン。

江戸時代のお寿司やさんという設定からして興味深いです。そして描写がいい感じなのです。特にぐっと来たのは包丁を研ぐシーン。

包丁の峯に親指を当てて、両手の人差し指と中指を腹に置いている。そして包丁と砥石の間に箸一本分の隙間をこしらえると、たっぷり水に濡らした砥石の上を滑らせた。

今度やってみよー。

小気味よく読めます。

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