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新装版 間宮林蔵 (講談社文庫)

新装版 間宮林蔵 (講談社文庫)

吉村 昭

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この本について

19世紀初頭、世界地図の中で樺太は唯一謎の地域だった。樺太は島なのか、大陸の一部なのか。樺太調査に挑んだ間宮林蔵は、苛酷な探検行の末、樺太が島であることを確認する。その後、シーボルト事件に絡んで思いがけない悪評にさらされ、さらには幕府隠密として各地を巡った、知られざる栄光と不運の生涯を克明に描く。

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2012年2月読了
いやー、間宮林蔵氏の存在はおぼろげながらに知っていましたが、このような人生を送っていたとは…。

正直、地図に関係した人だよなーくらいしか認識していませんでした。すみません…。

江戸時代、農家の息子だった間宮林蔵は下級役人の職を得ます。その後、蝦夷地(北海道)から樺太に赴き、探検を通じて樺太が島だったことを証明してみせます。

この偉業だけでも凄まじいのですが、これだけで終わらないのがスゴいところです。隠密となっていたのって知らなかったす。他にも色々:

・釧路は地名クスリから来ている。
・春日部は粕壁だった。
・当時、水戸藩は蝦夷地を自身の領にしたいと考えいろいろ画策していた。
・シーボルトが国外追放になったことに間接的な原因となっていた。

地元茨城の偉人、もっと勉強しようと思った次第です。

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