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死の器〈下〉 (講談社文庫)

死の器〈下〉 (講談社文庫)

森村 誠一

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1件のレビュー

この本について

武器商人や大物政治家が集う高級クラブの失跡した接待係を追っていた平野と片山は、要人抱きこみを狙う秘密接待所に辿りつく。核燃料再処理と新兵器への陰謀を操るのは誰か。南海の孤島へ飛んだ二人の前に、日本軍細菌部隊の亡霊が現れる。日本を覆う「恐怖の容器」を描き出した社会派巨編、堂々の完結。

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レビュー

miyan
miyan
2012年6月読了
人というのは時に残酷なもの。
そして裏切るもの。
純情な男、平野はそれに気づかなかったようです。
それがあのような悲劇になろうとは。

結局は悪いことはできないということ。
その闇に使う差し金がプロであろうとも
やがてその世界は不可抗力によって
暴かれる…
隠し通せやしない。

特に原子力問題のある事項については
震災時に騒がれた内容とおおむね同じです。
なので読んで損のない一冊です。

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