レビュー

zooko012
2011年7月読了
棋士先崎18歳~21歳のエッセイ。先崎自身「あまりの恥ずかしさに読み返せなかった」といい、師匠の米永が前書きで「荒削りで欠点のみが見えてきてしまう」と苦言を呈する内容である。しかし、傲慢さ、他の棋士に向ける容赦ない視線、毒等、もうパツパツにはち切れんばかりで、若さがキラキラしている。今の適当に手を抜いたカスカスのエッセイとは大違いである。エッセイの全体的な出来・成熟度では、「フフフの歩」が一番だと思うが、刺激度・面白さは本書が一番である。昔の先崎は本当に凄い。
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