レビュー

zooko012
2012年4月読了
まぁまぁの将棋小説。極貧の中、伝説の真剣誌師に将棋を教わり、将棋に救いを求めたむさい男が、33歳で三段リーグ編入試験に挑戦!友情あり、恋愛あり!っといった内容である。つまらなくはない。しかし、将棋のフィクション物では「3月のライオン」の方が格段に面白い。また、将棋ものの問題点は、ノンフィクション、すなわち、現実の棋界や棋士をそのまま描写した方が、よっぽど、面白いということである。小池重明と団鬼六の関係、村山聖と森信雄の関係に、瀬川のプロ棋士試験、羽生・・・。なお、本書は、第5回現代長編新人賞受賞作である。
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