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本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)

モーティマー・J. アドラー

4.4
39人が登録
2件のレビュー

この本について

本書は、1940年米国で刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた。読むに値する良書とは何か、読書の本来の意味とは何かを考え、知的かつ実際的な読書の技術をわかりやすく解説している。初級読書に始まり、点検読書や分析読書をへて、最終レベルにいたるまでの具体的な方法を示し、読者を積極的な読書へと導く。単なる読書技術にとどまることなく、自らを高めるための最高の手引書。

みんなの評価

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レビュー

ぼんぼん
ぼんぼん
2008年5月読了
自分がいかに表面的な読書に終始していたか。
積極的な読書だと思い込んでいただけで、いかに受身であったか。
思い知らされました。やー。読んでよかった。
正座して、ボールペン片手にメモを取りつつ読んだ本は久しぶりです。
 
娯楽としての読書というスタンスも自分にとっては大切で、これからも変えるつもりはないけれど、これをきっかけに背伸びもしてみよかな・・・なんつって思わされました。
taka_aki
taka_aki
2008年6月読了
なんとなく「読書道」って言葉が思い浮かびました。

本を読むことは、著者に教えを請うこと。でも、それだけでは足りなくて、究極には本たちをあたかも自分の部下のように論争させる「シントピカル読書」と言う世界があるってこと。ほへーです。

この本の中では、読書を4つのレベルに分けています。こう言う考え方もはじめてかも:
1.初級読書:そもそもの読み書きの技術を身につけるレベル
2.点検読書:系統立てた拾い読みレベル
3.分析読書:徹底的に読む!レベル
4.シントピカル読書:一つの主題に関して何冊もの本を相互に関連づけて読むレベル

そして、本書の中でそれぞれのレベルの読書について詳細に説明がされています。自分はまだ分析読書の入り口くらいかなー。

と、本には理論的なものと実践的なものの二種類しかないってのもなるほどなーと。こちらの本はまさしく実践的ですね。

読書ステータス

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