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宗教人類学 (講談社学術文庫 (1161))

宗教人類学 (講談社学術文庫 (1161))

佐々木 宏幹

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レビュー

miyan
miyan
2017年2月読了
めくるめく宗教の世界にようこそ。
まさに、多数の宗教の形、が出てきます。

そこには、シャーマニズムといった
私たちにはあまりなじみのない世界も見られます。
(ただし、イタコとか、ユタとかに関わる人もいるので)

その中で惹かれた点は
まず一つとしては身分の差別についてでしょうか。

本中にメインだって出てくるのは
ヒンドゥのカーストですが
日本にも被差別部落というのがあり
いまだに一部の人は被害をこうむっています。

実はこれらの発端も
ヒンドゥと日本のそれも同じなのです。

だから差別をやめましょうだけでは
なかなかその差別は消えないということです。
それらをなくすためには
やっぱり宗教的な背景を知るのも
大事なんですよね。

それと2つ目には
私があこがれている島である
久高島の行事が仔細に書かれていたことでしょうか。

その一連の行事はまさに
一大行事ですし、
女性が神をまとう身になるための
本当に神々しい儀式です。
文章だけでもうっとりさせられました。

難易度はやや高めですが、
最後のほうはいわゆる霊能者の紹介に
終始されているのでここは面白いかと。

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