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13 (角川文庫)

13 (角川文庫)

古川 日出男

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この本について

一九六八年、橋本響一は左目だけが色弱という特異な障害をもって生まれた。高い知能指数と驚異的な色彩能力に恵まれた少年響一は、従兄の関口と共にザイールに渡る。そこで彼が出逢ったのは、片足の傭兵「13」を通じ、別人格を育んだ少女ローミだった。驚異の体験を経て渡米した響一は、二十六歳の時にハリウッドの映画製作現場で神を映像に収めることに成功する―。溢れ出さんばかりの色彩と言葉、圧倒的なディテールが構成する、空前絶後のマジカル・フィクション。

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