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ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

森見 登美彦

3.8
28人が登録
5件のレビュー

みんなの評価

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レビュー

マーク
マーク
2012年12月読了
悲しい結末だが愉快に描く。さすが
あおみ
あおみ
2013年1月読了
題と表紙に魅せられて購入した一冊。なので、読んでからSFなのだということを知った。読後、とても不思議な心地がする。<海>とは何だったのか、お姉さんはなぜ誕生したのか、ペンギンやジャバウォックがどうして生まれてくるのか、アオヤマ君はなぜあんなに賢いのか、世界の果てとは結局何だったのかなどいくつもの疑問を残したまま本書は幕を閉じてしまうのだか、悶々とした感情やミステリーでは有り得ない伏線回収の未完結さに憤りを感じることはない。ただただ小学四年生が初恋に気付いた瞬間を目の当たりにして、ささやかな応援を送るだけだ。この一冊はそういった初恋の思い出や探検など小学生ならではの思い出を喚起させてくれる。あぁーいっぱい探検したなーとか、ちょっと変わった形の枝を見つけては剣と称して振り回したり、大人ぶってコーヒーを飲んでみたり…21歳の私がこうした思い出に浸ることができたのだから、もっと上の世代の方が読まれたのならその度合いはさらに強まるのだろう。
そして、最後にアオヤマ少年は自分の恋心に気付く。これまでなぜ自分がお姉さんを特別視するのか、なぜお姉さんの顔や表情に見惚れてしまうのか、なぜお姉さんのおっぱいがやたらと気になるのか、賢すぎるアオヤマ君は判然としなかった。しかし、お姉さんが消えてしまったことでやっとそれに気付く。これからはお姉さんに再開すべく、自己成長を遂げながら大人になる目標を掲げる。
もしかしたらこの一冊は、アオヤマ君がSFと言えるかもしれない恋に気付くまでの物語を描いた一冊なのかもしれない。
こまきよ
こまきよ
2013年1月読了
2011年版本屋大賞3位で、amazonでも軒並み高評価。んが、自分的には面白くなかった!! 難解というか早い話が退屈。読んでる途中で何回も寝落ちしてしまった。村上春樹のような、現実と非現実の間を行ききするやつや、謎めいた雰囲気で何か問いかけたまま結論を出さないようなやつはあんまり好きじゃない。そういう物語を楽しむ能力が自分には欠けてるような気がします。まあ、伊坂幸太郎や三浦しをんも若干そんな感じがあるかも。あ、でも、夜は短し・・・は好きです。
すがぴこ
すがぴこ
2013年3月読了
主人公の青山くんのノート術が意外と参考になる。ペンギンの謎がおもしろかった。お姉さんがどうなるのか、今後再び会うことがあるのか、と思った。

読書ステータス

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