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草枕 (岩波文庫)

草枕 (岩波文庫)

夏目 漱石

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2008年7月読了
小説なのか詩なのか。不思議な感じ。

画家でもあり詩人?でもある主人公。彼が過ごす数日を不可思議な文体で綴った一冊。

実は夏目さんの本をきちんと読んだのはじめて。この本は書き出しだけは知ってましたが、

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」

この本を通して読んでみて、こう言ったリズム感のある言葉回しが多いなーと。と、結構難しく感じたりもしましたが。

「世の中はしつこい、毒々しい、こせこせした、その上ずうずうしい、いやな奴で埋まっている。元来何しにこの世の中へ面を曝しているんだか、解しかねる奴さえいる。しかもそんな面に限って大きいものだ。浮き世の風にあたる面積の多いのを以て、さも名誉の如く心得ている。」

なんてのは名調子だなーと。

と、上でも書いたように半分くらい??ってなってたりしたので、改めて時間をおいから読み返そうと思ったのです。


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