みんなの評価
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レビュー
林望先生訳源氏物語の第6巻。若菜上下を収録。源氏の39歳から47歳までの話。紫上と、そのライバルとして登場する女三の宮とを中心に展開していく。女三の宮の身の上を心配した朱雀院が彼女の嫁入り先を悩むのだが、臣下に嫁入りさせるなら、相当の位の人でないといけないという辺り、相当の位なら自然と年寄りだろうに、やっと成人式を済ませたばかりの若い(幼い?)娘を40男に嫁がせるなんて、気がしれない。夕霧と雲居の雁との間でもそんなやり取りがあったので、当時としてはよくあることなのだろう。その女三の宮の評価については、冷静な夕霧と恋に目がくらんだ柏木でまったく異なるというところが面白い。思いを遂げて深みにハマっていく柏木が話の中心なのだが、ここに来てまたしても登場する六条御息所に興味が湧く。中宮入内で成仏したと思いきや、紫上、女三の宮と祟るところは、少し便利に使い過ぎなきらいもあるが、どうしようもない女の性か。
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