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愛の終りの時 (1967年) (新潮文庫)

石川 達三

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レビュー

miyan
miyan
2012年7月読了
なんてことのない家族の間で起きた
大きな白波。
それは子供に執着してきた女の心を惑わせ
子供の変化により一層その精神は蝕まれる。

そしてやがて女は追い詰められていく。
そう、女は家族に縛られて、自分が羽ばたく機会を
見失い続けてきたのだ。
その結果は言わずもがな。燃え尽き症候群のようなもの。

羽ばたくか?と思ったら
元の巣へ。
でもこの作品は笑うことはできません。
明日のわが身かもしれませんもの。

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