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字体のはなし―超「漢字論」

字体のはなし―超「漢字論」

財前 謙

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手書きと印刷文字の違いや、漢字のさまざまな字体の不思議について、身近な例を盛り込みながら解説する。

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なみえい
なみえい
2012年5月読了
P125/それは、戦争で人心が荒むと感受性が薄れ、一つの漢字で多様な意味を識別理解していた能力が衰退し、その結果、文字を細分化して表すようになり、自然と漢字の数が増えていった、というものです。

P136/義務教育における「書写」は文字能力の基礎を養うためにあるはずなのに、世間はこれをただの「お習字」と混同して、書初めコンクールのための「書写」になってしまっているのが現実です。

P137/消費するだけの生活に「ことば」はさほど必要ありませんが、何かを考え、何かを創り出そうとするとき、その生産的な生き方には「ことば」が必要です。


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