この本について
たかがカカシじゃないか、とキラたち四人はたかをくくっていた。木の棒に古着が着せてあるだけだと。ところが、カカシの首の上には髑髏がのっていたのである。髑髏の額に打ちこまれていたクギの頭にきざまれた図柄は、なにを意味しているのか?秘密をさぐるキラとクリスは、市役所の真下にひろがる公文書保管所のフレック氏をたずねる。14世紀に大流行した黒死病の歴史に謎を解く鍵がありそうだ。カカシは、どんどん数をふやし、街を包囲し、恐怖におとしいれる。なんとか侵略を阻止しなくては。とんでもないことがおこる前に...。