この本について
エーゲ海にうかぶその小島は、人気のない寂しいところだった。キラとリーザ、ニールスとクリス、そしてラーベンソン教授をのせた飛行機は、その島に不時着し、外界から孤立する。その不時着は偶然ではなかった。天界の力がそうさせたのである。彼らをそこで待っていたのは、堕天使アザキエルだった。ラーベンソン教授は古代都市ラキシュの要塞から、伝説の遺物「ラキシュの頭」を持ち出していた。アザキエルの言葉を信じてよいのか?決めかねているうちに、恐ろしい危険が襲いくる...。