この本について
下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは四人。二人の料理人はシェフの三舟さんと志村さん、ソムリエの金子さん、そしてギャルソンの僕。気取らない料理で客の舌と心をつかむ変わり者のシェフは、客たちの持ち込む不可解な謎をあざやかに解く名探偵。近所の田上家のスキレットはなぜすぐ錆びるのか?しっかりしたフランス風のパンを売りたいとはりきっていた女性パン職人は、なぜ突然いなくなったのか?ブイヤベース・ファンの新城さんの正体は?ストラスブールのミリアムおばあちゃんが、夢のようにおいしいヴァン・ショーをつくらなくなってしまったわけは?...絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ。
みんなの評価
2.5
5
4
3
2
1
レビュー

zooko012
2014年6月読了
「タルト・タタンの夢」が面白かったので、ハードカバーであることに迷いながらも購入。春野菜のビネガー煮、ブイヤベース、トリュフオムレツなど、美味しそうな料理がたくさん出てきて、全体に後味のよい小説であるところがよい。猫が出てくるところもよい。
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読書ステータス
読了
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