
みんなの評価
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1
レビュー
以前読んだ、クオリア入門ほどは難解ではなかったです。
「死」と言う物に対して、著者が考える所を綴った一冊。
死と哲学。現在の人の多くは「死後の世界などない、生きている間がすべてだ」と考える事。まあ、自分もそうですけど。
死生観はひとそれぞれ。著者が親の前で「死んだら墓に入れなくていい」と発言したら、母が号泣した事。うーん、僕も著者と同じ意見ですけど、親の前で言うのは確かに憚れますね。
事故などによって、脳に損傷を負った人が「今」を認識できなくなってしまう事。時間、空間のかかわり合い。
人間の本質の一つ「ネオフィリア」。新しいものを好むと言う性質。これがあるから、探究心があるんだなー。
「この世界は、死んでいった可能性で満ちあふれている」って、なんだか、過去をいろいろ振り返ってしまいました。
著者が、山で珍しい蝶「メスグロヒョウモン」に出会った瞬間を指して、「これらの輝ける日々を、その一瞬一瞬を、「言葉」というメディアで記録することは、原理的に不可能なのではないだろうか」と述べていたり。うーん、ライフログって言葉が頭をよぎります。
なかなか、興味深かったです。
「死」と言う物に対して、著者が考える所を綴った一冊。
死と哲学。現在の人の多くは「死後の世界などない、生きている間がすべてだ」と考える事。まあ、自分もそうですけど。
死生観はひとそれぞれ。著者が親の前で「死んだら墓に入れなくていい」と発言したら、母が号泣した事。うーん、僕も著者と同じ意見ですけど、親の前で言うのは確かに憚れますね。
事故などによって、脳に損傷を負った人が「今」を認識できなくなってしまう事。時間、空間のかかわり合い。
人間の本質の一つ「ネオフィリア」。新しいものを好むと言う性質。これがあるから、探究心があるんだなー。
「この世界は、死んでいった可能性で満ちあふれている」って、なんだか、過去をいろいろ振り返ってしまいました。
著者が、山で珍しい蝶「メスグロヒョウモン」に出会った瞬間を指して、「これらの輝ける日々を、その一瞬一瞬を、「言葉」というメディアで記録することは、原理的に不可能なのではないだろうか」と述べていたり。うーん、ライフログって言葉が頭をよぎります。
なかなか、興味深かったです。
この本を読んでいる人(3人)
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2人
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1人