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虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)

虚貌〈上〉 (幻冬舎文庫)

雫井 脩介

4.5
10人が登録
1件のレビュー

この本について

二十一年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。間もなく、解雇されていた従業員三人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが...。恐るべきリーダビリティーを備え、ミステリー小説界を大いに賑わせた、怪作にして傑作。待望の文庫化。

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レビュー

ぼんぼん
ぼんぼん
2008年4月読了
なにげなく以前から目に留まってた小説。図書館でレンタル。
初・雫井脩介作品!
ほぼ予備知識ゼロ状態で読み始めたのだけれど、今のところなかなかおもしろい!
悪いほうへ流されて生きるしかない荒、朱音。
素顔を人に見せない辻、時山。
心象風景の象としての岩。辻、湯本。
事件を追う滝中。加害者の恋人、朱音。
 
と、それぞれのピースが微妙にリンクしつつあるものの全体像がまだ掴めない感じがもどかしくもあり、早く真実を知りたくもあり。
 
それにしても、荒や朱音の弱さは読むのがしんどいな。
自分にも流されがちな弱さがあるからだろうな。

読書ステータス

読了 10人

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