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聖なる怪物たち

聖なる怪物たち

河原 れん

3.7
4人が登録
3件のレビュー

この本について

経営難に苦しむ総合病院に、ある夜、「飛びこみ出産」の妊婦がやってきた。当直の外科医・健吾による帝王切開手術の甲斐なく、妊婦は急死。身元のわからない新生児が病院に残された。直後、手術に立ち会った看護師長・春日井と、健吾の恋人でもある看護師・瑤子が、謎の男に「妊婦のことは口外するな」と脅され、数日後、健吾は院長から、この夜の出来事を理由に病院を辞めるよう言い渡される―。妊婦は何者なのか?なぜ死んだのか?脅しに来た男は誰なのか?新生児は誰の子か?なぜ、病院を辞めなければならないのか?様々な疑問を抱える健吾は、「出産」にまつわるひとつの“真相”にいきあたるが...。傑作医療ミステリ。

みんなの評価

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レビュー

karua222
karua222
2011年6月読了
河原れんさん初読み。医療ミステリ。とても読みやすく、スラスラ読めるもミステリとして捉えると弱いかも…。しかし、書きたかったのは人の仮面の下にあるエゴや葛藤だったのだろうから、それはいいのかもしれない。読者の受け止め方次第ではあるだろうけど、自分にとっては「怪物たち」から出る毒が足らなくて、仮面とのギャップをあまり感じられなかったのもあってか、彼らの気持ちを重く受け止める事ができなかった。しかし、序盤のお産シーンは緊迫感や迫力があり、お見事でした!
kao
kao
2013年6月読了
一気読み。お医者さんいいなー。大多数の保身に回る人や悪い人たちも、1人の正義感に負けてしまうよ。

読書ステータス

読了 3人

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