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空ばかり見ていた (文春文庫)

空ばかり見ていた (文春文庫)

吉田 篤弘

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レビュー

schazzie
schazzie
2015年12月読了
流しの床屋ホクトをめぐる12の物語。最初は他の人の物語にホクトが入り込んで来る形の話だったが、最後はホクト自身が主人公となるファンタジーで幕を閉じる。そこはかとなく柔らかな気持ちになる短編集で、いつまでも読み終えたくないような感じ。つむじ風食堂のある月舟町の住人も登場するので、あのシリーズが好きな人にも必読の書。アインシュタインの言葉と7つの星のようなラインストーンがついたしおりを使っていたが、読み終えてみると、それがぴったりだったことに気づいて嬉しくなった。7つの星はやはり北斗七星を連想させるし、アインシュタインの言う「神秘」も、時折垣間見える不思議にふさわしい。

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