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サイコパス (文春新書)

サイコパス (文春新書)

中野 信子

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10人が登録
3件のレビュー

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レビュー

Yoo
Yoo
2017年5月読了
様々な研究例を紹介しながら、サイコパスを多面的な理解しようとした本作品は、ともすれば難解になりがちな脳科学がわかりやすい言葉で語られており、理解しやすい。サイコパスと言えば織田信長など、かなり突出した人物を想起させるが、意外にもそこそこの割合で身の廻りに存在すること、そのあり様も様々であることが驚きだ。著者は、そんなサイコパス達との共存を説くが、普通の感覚では感じるはずのことを感じない彼等と、本当に共存なんて可能なのだろうか。
yuchan
yuchan
2017年4月読了
およそ100人に1人の割合でサイコパスは存在するという帯に惹かれて手に取った。サイコパスは快感や喜び、不安、恐怖といった情動を司る扁桃体の活動が低いということと長期的な視野に立って計算したり、様々な衝動にブレーキをかけている前頭前皮質の結びつきが弱いというように脳科学の面から解説されていて納得がいった。必ずしも凶悪犯とは限らず社会的地位が高い人もいる。むしろ人類という種の繁栄には必要だったという。共存せざるを得ないサイコパスを知っておくために読んでよかった。
ゆたゆた
20161120第1刷発行
20170315第10刷発行
文藝春秋
文春新書1094
Amazon新刊

20170728入手

¥780 税
定価税込

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