この本について
孵卵器のなかでハイイロガンのヒナが孵った。小さな綿毛のかたまりのような彼女は大きな黒い目で、見守る私を見つめ返した。私がちょっと動いて話しかけたとたん、ガンのヒナも私にあいさつした。こうして彼女の最初のあいさつを「解発」してしまったばかりに、私はこのヒナに母親として認知され、彼女を育てあげるという途方もない義務を背負わされたのだが、それはなんと素晴らしく、愉しい義務だったことか...「刷り込み」理論を提唱し、動物行動学をうちたてた功績でノーベル賞を受賞したローレンツ博士が、溢れんばかりの喜びと共感をもって、研究・観察の対象にして愛すべき友である動物たちの生態を描く、永遠の名作。
みんなの評価
4
5
4
3
2
1
レビュー
なかなか興味深いす。
動物、動物って言いつつも、自分自身動物達のことなーーんも分かってないなーと。
ノーベル賞を受賞した動物行動学者である著者が様々な動物と暮らす過程で得られるさまざまな知見が紹介されています。
・動物と植物が一つの生物学的平衡を創り出すアクアリウム
・水の中の恐るべき殺人者、ゲンゴロウの幼虫
・コクマルガラス、チョックの興味深い行動
・刷り込まれてしまったガンの子マルティナ
・何を飼ったらいいのか?飼いやすいと言うことは、飼えるとか抵抗力があるってことではない。
などなど。
しかし、氏のコクマルガラスへの命名がいちいちカッコいいのです。意味は単純ですけど。ドイツ語かな?
ブラウブラウ(青青)
レヒトロート(右赤)
ブラウロート(赤青)
リンクスゲルプ(左黄)
デスポット(独裁者)
ドッペルロシッテン(ダブル・アルミニウム)
ゲルプグリューン(黄緑)
動物、動物って言いつつも、自分自身動物達のことなーーんも分かってないなーと。
ノーベル賞を受賞した動物行動学者である著者が様々な動物と暮らす過程で得られるさまざまな知見が紹介されています。
・動物と植物が一つの生物学的平衡を創り出すアクアリウム
・水の中の恐るべき殺人者、ゲンゴロウの幼虫
・コクマルガラス、チョックの興味深い行動
・刷り込まれてしまったガンの子マルティナ
・何を飼ったらいいのか?飼いやすいと言うことは、飼えるとか抵抗力があるってことではない。
などなど。
しかし、氏のコクマルガラスへの命名がいちいちカッコいいのです。意味は単純ですけど。ドイツ語かな?
ブラウブラウ(青青)
レヒトロート(右赤)
ブラウロート(赤青)
リンクスゲルプ(左黄)
デスポット(独裁者)
ドッペルロシッテン(ダブル・アルミニウム)
ゲルプグリューン(黄緑)